ジグヘッドリグ以外にも

ワームと組み合わせて使う仕掛け、「リグ」。
リグと聞いて真っ先に思いつくのがジグヘッドリグで、メバリングやアジングなどを思い浮かべる人も多いと思います。

他にも、シンカーとフック、さらにワームの組み合わせの仕方で、キャロライナリグ、テキサスリグ、フロートリグなどがあり、ターゲットやフィールドによって使い分けることになります。










ジグヘッドリグ

フックとシンカー(オモリ)が一体となったジグヘッドをにワームを付けるリグです。
仕掛けが簡単なので、初心者にもおすすめしやすい。

ジグヘッドリグ

ターゲットの魚や使用するワームによって様々な種類のジグヘッドがあり、小さいものだとメバルやアジ、大きいものだとシーバスや太刀魚、ヒラメなども狙えます。

ワームを真っ直ぐにセットする必要があるが、シンカーにワームが固定されるので姿勢が安定するが、フワッとしたアクションが苦手になります。
また、フックがむき出しなので、ストラクチャの多い場所では根掛かりがしやすい。

ウェイト別ターゲット

ターゲットによって用いるジグヘッドのウェイト(重さ)が変わってきます。

0~3.5g・・・アジ・メバル用

ジグヘッドリグ

小型ジグヘッド、スモールジグヘッドと呼ばれます。
重さ0~3.5gくらいのメバルやアジ用のジグヘッドなので、フックは細くフッキング優先のものが多い。
ヘッドの形状は色々あり、丸型、弾丸型、トライアングルなどがある。
小型なため、大きすぎるワームをつけるとフック率が下がります。
2インチ以下がおすすめ。

5~14g・・・根魚など汎用

ジグヘッドリグ

根魚やヒラメ、太刀魚など、オールマイティに使用できる汎用ジグヘッド。
5~14gのサイズになるとフックの強度も強くなり、ある程度の大きさの魚を相手にできます。
ワームのサイズは3~4インチくらいがマッチします。
丸型や弾丸型が多い。

21~28g以上・・・シーバスやヒラメなど大物遠投用

ジグヘッドリグ

サーフからの遠投で大物狙いなどで使用される。
重さは28g以上のものもあり、オフショアでも使用されます。
フックにトレブルフック(トリプルフック)が付いているものが多い。
サイズが長くなってくるので、ワームも6インチくらいのものが使用されます。





フロートリグ

メバリングやアジングで軽いジグヘッドを遠くに飛ばしたい時や、根掛かりの多いシャローエリアを探る場合に使われるリグ。

フロートにも種類があり、水に浮くもの・沈むもの、フロートを固定するもの・遊動式のものがある。

遠目の表層を探りたい場合、キャロライナリグなどでも飛距離は出せるが、表層を探るに不向きなため、フロートリグが使われます。
フロートに浮力があるためステイさせることもでき、表層をスローに探る場合に非常に有効です。

また、沈むタイプのフロートも沈む速さはゆっくりなので、中層やボトムをスローに攻めたい時にも重宝します。

テキサスリグ

中通し型のシンカーにラインを通し、ラインの先端にフックを結ぶ形のリグ。

テキサスリグ

フック近くにシンカーがあることで根掛かり回避能力が高く、ストラクチャ回りをタイトに攻めることが可能。
シンカーとフックの間にグラスビーズなどを入れ、ラトルとしてカチカチと音をさせてアピールすることもできる。

逆にフックとシンカーが近いため、魚は吸い込みにくくなるため、キャロライナリグと比べて食い込みが悪い傾向がある。

感度が良く、ボトム感知やフォール中のバイトも分かり易い。
そのため、ボトムをズル引きやストラクチャ回りでのシェイキングで、黒鯛やアイナメ狙いによく使われる。

キャロライナリグ

シンカーにラインを通し、スイベルを介してリーダーを結び、先端にフックを付けるリグ。

キャロライナリグ

シンカーからフックが離れているので、ワームの自然な動きを演出でき、海底の起伏が激しい磯などのフィールドで、ボトムの根魚を狙う場合に良く使われます。
また、比較的重めのシンカーを使用するため、遠投が必要だったり、深場を攻めたい時にも使われるリグです。

テキサスリグと同様に、シンカーとスイベルの間にグラスビーズを挟み、ラトルとすることもできます。

ダウンショットリグ

アンダーショットリグとも呼ばれる、フックの下にシンカーを固定するリグ。

ダウンショットリグ

エサ釣りの胴付き仕掛けのハリス無しのイメージで、シンカーの存在を魚に感じさせにくい。

ボトムから一定のレンジを攻めることができ、バイトもダイレクトに感じられるメリットがある。
また、ピンポイントでワームを動かして誘うこともできるので、ストラクチャに潜む魚を狙うのに向いたリグです。

フックからシンカーの長さは、探りたいレンジ、ボトムの状況や潮の流れの速さに応じて調整します。
常にフックが浮いているので根掛かりしにくく、またシンカー側のラインを片結びしておくと根掛かりしてもそこから切れるので、被害を最小限に抑えることができます。

スプリットショットリグ

ラインの先にフックを結び、30~50cmくらい上にシンカー(ガン玉、割りビシなど)を固定する簡単なリグ。

スプリットショットリグ

ほとんどのワームで使用でき、リグ全体が軽いので魚の吸い込みにが良い。
シンカーからフックが離れているので、ワーム本来の自然なアクションを演出できる。

逆に、フックからシンカーまでの距離を短くするほど、ロッド操作によるアクションが容易になる。
シンカーをラインに強く噛ませ過ぎると、ラインを痛めてしまうので注意。

比較的軽いガン玉などを用いるため、キャロライナリグのように深いレンジを探るのには不向き。

ある釣り人Sある釣り人S

ガン玉(スプリットショット)
散弾銃の弾に使われている鉛玉に切れ込みをいれたもので、サイズ表記も散弾銃と同じものを使っている(B、2Bなど)。
英語ではスプリットショットといい、スプリットショットリグの名前の由来になるらしい

いくつかのリグを試してみよう!

ターゲットの魚や釣り場によってリグを使い分ければ、ヒットの可能性は高くなります。
とはいえ、最初からすべてを使いこなすことは難しいので、基本のジグヘッドリグと、あとはフロートリグ、テキサスリグあたりから試してみるのがよいと思います。
複数のタイプのリグを扱えるようになると、その日の魚のパターンにヒットしやすくなりますから!!

ある釣り人Sある釣り人S

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたが幸運な釣りライフを送れますように!
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