ルアーフィッシングで人気の高いターゲット
ここ数年、ナイトゲームでメバルを狙おうとすると、同じようにメバルを狙っているルアーマンによく会うようになりました。
ちょっと前まではほとんど遭遇しなかったのに、今では場所を移動したくなっても難しく、そもそも場所の確保が大変になってくるぐらいです・・・
(;´o`)
愚痴は置いておいて、メバルのイメージは夜行性で、冬から春にかけてよく釣れるので、「春告魚」とも呼ばれています。
丁度、今週の鉄腕DASHでメバルを狙っていて、同じようなことを言っていました。
メバルは、北海道の南部から九州までの日本中で見られる魚で、海岸近くの岩礁や藻場に群れをなして生息しています。
よく釣れるサイズは20cm前後ですが、大きなものは30cmを超える固体もおり、尺メバルとも呼ばれて釣り人の憧れでもあります!
(今だお目にかかったことはありません・・・)
夜行性のメバルはレンジを変える魚!
メバルは夜行性の魚なので、基本的にナイトゲームが多くなります。
デイゲームでも釣れないことはありませんが、やはり夜の方がよく釣れます。
基本的に、昼間は海底の岩や藻などのストラクチャにメバルは身を隠しています。
それが、日が暮れて暗くなってくると活動を開始し、エサを求めて表層まで浮かんできます。
メバルは「眼張」と書くように、目が大きいのが特徴です。
そのため視力がよく、明るい昼間はルアーに簡単には騙されず、釣り上げるに難しい時間帯です。
メバルを狙うのにナイトゲームが多い理由ですね。
小~中型のメバルは港湾内で成長する
小~中型のメバルは遊泳力が弱く、穏やかで隠れる場所の多いところを好むため、港湾内に多く生息しています。
漁港を歩くと、メバルの稚魚が群れをなしている光景を簡単にみることができます。
また、メバルは回遊魚のようにあまり移動をしないため、釣果のムラが少ない傾向があり、これもメバルが人気のターゲットの理由のひとつです。
まあ、一番は美味しいからだと私は思っていますが!
中~大型になると沖へと出て行く
遊泳力の弱い小~中型のメバルは、穏やかな海でよく見かけますが、中~大型になってくると泳ぎも達者となり、外洋へ出て行く固体も多くなります。
なので、大型のメバルを狙う場合は、港湾外の磯やゴロタ、テトラなどのストラクチャを探った方がゲットできる確率は高いといえます。
また、海水温が高くなる夏場には、メバルも避暑するためか、大型の固体は沖の深い所へ移動していきます。
なので、季節によって狙いやすい大きさが変わってきます。
☆★☆
季節でポイントを変える
基本的に1年中釣ることのできる、釣り人に嬉しいメバルですが、季節によって釣りやすい場所が変わってきます。
メバルに適した水温は14℃くらいとよく聞きます。
これくらいの水温の時が一番活発で積極的に捕食も行うため、釣り人にとってもメバルが釣れる、寒くも暑くもなく釣りやすい環境と、2重の意味で嬉しい時期になります。
具体的には4~5月、11~12月のメバルのハイシーズンと呼ばれる時期、まあ、当たり前といっては当たり前ですね。
もちろん地域によって暖かくなるのが早い所と遅いところがあるので、目安としておいてください。
また、以下に簡単にですがまとめてありますので、こちらも参考にしてみてください。
ハイシーズンは春、だけどメバルは1年を通して釣れます! メバルのハイシーズンは、春告魚と呼ばれるように春の3~…
メバルの種類は3種類と判明!?
2008年、最新のAFLP法という遺伝子鑑定によって、メバルは3種類に分類されることが判明しました。
この3種類に分類されたことによって、シロメバル、クロメバル、アカメバルと名が付けられました。
なのですが、ここでちょっとした問題が・・・
私が小さい頃からなじみのあるメバルをホンメバルと呼んでいました。
このホンメバル、地域によってはクロメバルと呼ばれているらしいのですが、3種類に分類されたことで、このメバルはシロメバルと呼ばれることになりました(´゚Д゚`)
逆に、もともとシロメバルと呼ばれたいたメバルがクロメバルと呼ばれたりもしており、ホント、どうしてこうなった!?ですよね・・・
一応、簡単に見分ける方法があるようで、それは胸ビレのスジ(軟条とよぶらしい)の本数を数えること。
体色で見分けようとすると、見間違えることもある。
実際には数えるのはちょっと面倒ですが、シロメバルが17本、クロメバルが16本、アカメバルが15本だそうです。
(個体によっては本数は前後するらしい・・・、迷うよね、ソレは!?)
この3種類のメバル、習性も微妙に異なるようで、居つく場所の好みも違うみたいです。
それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
☆★★
シロメバル
もともと地方によって、クロメバル、ホンメバルと呼ばれていたメバルです。
引用元: メバル – Wikipedia
- 全国的に広く分布
- 岩礁などのストラクチャに居つき、定着性が強い
- 軟条数17本
- 若い個体は黒や茶色の紋様が明瞭
- 成魚は保護色が強くなり、黒っぽくなったり、茶色っぽくなる
- 警戒心が強い
岩礁を好むタイプで、エサを食べつつもすぐに身を隠せる海底付近のストラクチャに付いている。
そのため、海底に岩礁や藻場があるエリアであることが条件となる。
日が暮れて光量が減ってくると活動が活発になり、遊泳層を上げてくる。
特に朝夕のマズメには、水面に波紋ができるほど表層でエサを追う様子をみることができる。
基本的に表層から低層へと順にレンジを下げながら、スローのリトリーブで探ります。
メバルの遊泳層を見つけることが釣果アップに繋がります。
デイゲームで狙う場合は、ジグヘッドリグで海底のストラクチャのギリギリを攻めるようにします。
クロメバル
もともと地方によって、シロメバルやアオメバル、サバメバルと呼ばれていたメバルです。
引用元: メバル – Wikipedia
- 地域によって、居たり居なかったり
- 3種類の中で一番回遊性が強い
- 軟条数16本
- 背中が青っぽかったり、緑色っぽい
- 腹部は白っぽいが、定着性が強い個体は保護色化が進む
潮に乗って回遊している群れと、特定のポイントに留まっている群れがある。
留まった群れもシロメバルよりもストラクチャから離れて少し浮いていることが多い。
回遊している群れはエサを追いかけていることが多く、基本的に活性が高い。
この傾向は日中でも変わらないらしいです。
遊泳層も浅いので、ジグヘッドリグでもミノーでも表層をリトリーブさせたり、トゥイッチングで誘ってみても高反応を期待できます。
ただ、だんだん警戒心が強くなってくるので、そういう場合は派手なアクションでのリアクションバイト(反射食い)を狙ってみましょう。
アカメバル
もともと地方によって、キンメバルや茶メバル、真鍮メバルと呼ばれていたメバルです。
引用元: メバル – Wikipedia
- シロメバルほどではないが、広く分布
- 定着性が強く、海藻に居つく
- 日中でも海藻の近くに浮いていることがあり、意外に釣りやすい
- 軟条数15本
- 若いうちは赤茶色の紋様が明瞭
- 成長するにつれ紋様が薄くなり、全体が金色(真鍮色)っぽくなる
アカメバルは他のメバルより遊泳力が劣るらしいので、潮に乗って移動することは少なく、基本的に海藻に付いているので海藻を目印に探ります。
これはシーズンによらず変わらず、1日の大半を海藻の付近に付いている。
また、1日中エサを食べているので、日中でも見えるくらいまで浮いていることもあり、それを釣ることもできなくもない。
海藻付近にいるので、海藻が縦に伸びていること、藻に引っ掛かることが少ないことを踏まえ、ジグヘッドリグが向いています。
ジグヘッドリグを深いレンジまで沈め、チョンチョンをしゃくりながらラインを巻くを繰り返し、徐々にしゃくり上げてくるイメージです。
藻場が広範囲に広がっている場合は、海藻の上をスローのリトリーブ(ただ巻き)で探ります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたが幸運な釣りライフを送れますように!
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