入門に最適なプラッギング!
メバリングと聞くと、ジグヘッドとワームをイメージする方が多いと思いますが、個人的にはプラグを使うプラッギング(プラッキングとも?)が入門には最適かなと思っています。
なぜなら、このようにタックルが一番シンプルで、しかも、投げて巻くだけでメバルを釣ることができるから。
4月~5月のメバルのハイシーズンからメバリングを始めるなら、プラッギングがおすすめです!
浮力の大きさを調節することで、浮かんだり、その場に留まったり、沈んだりさせることができます。
プラグには、浮かぶものと沈むものがあります
プラグにもいくつか種類がありますが、ご紹介するのはフローティングミノーとシンキングペンシルです。
基本的な特徴を簡単に説明すると、以下の様になります。
- フローティングミノー
- 着水後は浮いたままで、引くとリップという抵抗により潜行します。そのまま潜行したレンジをキープし、ブルブルと震えてメバルを誘います。
- シンキングペンシル
- 着水後、ゆっくり沈むプラグで、ミノーと違ってまっすぐな軌道で水中を泳ぎます。過剰なアピールをせず、静かにメバルを誘います。
もちろん、それぞれのプラグの中にもまた種類があり、多種多様のプラグが各メーカーさんから発売されています。
それだけメバリングが人気のある釣りと言うことですね。
上がフローティングミノー、下がシンキングペンシルのイメージ
表層に浮かんできたメバルがターゲット!!
フローティングミノーはもちろん、シンキングペンシルもどちらかというと浅いレンジを攻めることが多いかなと思います。
深場を攻める場合は、ジグヘッドを使ったほうが手返しがよく攻めれるからですね。
キャスト後のリトリーブ、ロッドの穂先は水面に向けよう!
プラグをタックルにセットしたら、早速キャストです。
キャスト時は後ろを確認し、安全を確認しましょう!
キャストしプラグが着水したら、まずはどのルアー(プラグやジグヘッドなどの総称)も共通のアクション、リトリーブ(ただ巻き)です。
リトリーブすると、フローティングミノーであれば潜水するなど、ルアーが持つ特徴のとおりアクションします。
このアクションで、魚の食い気を誘うのです。
リトリーブ中に重要なのがロッドの角度になります。
以下の図の①のようにロッドを立てた状態でリトリーブすると、ルアーに上向きの力がかかってしまうので、ルアーをレンジキープしたくてもできず、浮かんでしまうことになります。
また、風がある場合、ラインが風の抵抗を余計に受けてしまい、フケ(余計にラインが出て弛んでしまうこと)てしまうことで思ったようにルアーをアクションさせることができなかったり、魚のアタリが分からなくなったりしてしまいす。
図の②のようにロッドを寝かせると、ルアーに上向きにかかる力が弱まるので、ルアーのレンジキープがしやすくなります。
また、風の影響も少なくできるので、なるべくロッドの穂先は水面に向けるようにしましょう。
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アタリとアワセのタイミングは?
フローティングミノーの場合
①リトリーブでメバルにアピール!
フローティングミノーはリトリーブの速さで潜行深度(速いと深く、遅いと浅い)が変わってきます。
ですが、ある程度速く巻くと、それ以降の深度は深くなりません。
それは、ミノーごとに最大深度が決まっている(水の抵抗を受けるリップの形状で決まる)からです。
これを利用しリトリーブに強弱(リールの巻きの速さを変える)をつけることで、レンジを変えてメバルの反応が探れます。
また、ミノーはすばやく引くと、ブルブルと振動が伝わってきます。
これは、ミノーに設定された動きで、メバルに振動でアピールしているだけなので、焦らなくても大丈夫です。
②ガツンと手ごたえのアタリ
ミノーには前後にフックが付いていますが、後方のフックによく掛かる気がします。
メバルは、ミノーの後方下からバイト(捕食しようと突っついたり、齧ってくること)してくることが多いようです。
ミノーを動かしているところに当たってくるので、アタリは明確に分かります。
③ラインを緩めずに巻く
フックは前後についており、メバルの体のどこかに針が掛かります。
特に大きなアワセは入れなくてもそれなにり掛かるので、アタリがあったときは巻き合わせをして、そのまま巻き続けましょう。
巻き合わせは、リールを高速で巻くことでラインを引っ張り、フッキングさせることです。
フッキングしたら、リールを巻く速度を落とし、口切れ(魚の口が裂け、針が外れること)を起こさないよう注意しましょう。
シンキングペンシルの場合
①リトリーブでメバルにアピール!
シンキングペンシルは着水後にゆっくり沈むので、攻めたいレンジまで沈めてからリトリーブで誘います。
ミノーとは違いブルブルと震えたりしないためアピール力は低めですが、自然なアクションで魚に違和感を与えにくいという特徴があります。
メバルはレンジを変えてくる魚なので、沈める時間を変えていろいろなレンジを探ってみましょう。
②コツッとアタリがくる
ルアーの後方下からメバルがバイトしてくるので、ミノーと同じく、アワセを入れず、そのまま巻き続けます。
また、同じ場所でも、その時その時でメバルが反応するルアーの速さが変わってくるので、いろいろ試しましょう。
③重みが乗ったら巻き合わせ
フックに掛かったメバルが反転し、ティップ(竿先)に重みが乗ったきたらリールで巻きアワセを入れましょう。
メバルのアタリに強くあわることはせず、魚の重みをしっかりと感じられるまで巻くとよいです。
フッキングしたら、こちらもリールを巻く速度を落とし、魚をバラさないよう慎重にリールを巻きます。
ルアーを動かさず、アタリを誘う
リトリーブに慣れてきたら、途中でリールを巻くのを止め、ルアーを動かさずにアタリを待ってみましょう。
メバルに今が捕食のチャンスだ!と思わせ、バイトを誘うのです。
(本当にメバルがそう思っているのかは分かりませんが)
リトリーブでリールを3~5回くらい巻いて(図の①)、5~10秒くらい止める(図の②)のを繰り返します。
止める時間が5~10秒と言ったら結構な時間に感じますが、フローティングミノーは非常にゆっくり浮上するので、焦らずに待っているとメバルはバイトしてくることが多いです。
波に漂わせることで、魚が感じる違和感が少なくなるのかもしれません。
セカセカした忙しい釣りではないので、初めての方でもパニックにならず、落ち着いた釣りが楽しめると思います。
これだけでも十分、メバルは釣り上げることができますので、難しく考えずやってみたら案外簡単につれると思います!
引きを楽しみ、手早く取り込もう!
メバルはパワフルな魚なので、15cmくらいでも引きが強く、楽しいファイトを味わえます。
実際に釣り上げて、思ったより小さいかったな、このメバルは・・・と思うこともしばしばです(笑)
取り込む時、メバルの大きさだとそうそうラインは切れないので、タモ網を使うことは少ないと思います。
リールを巻いて取り込むのではなく、ロッドを使って抜き上げます。
魚を足元まで寄せたら(図の①)、ラインを緩ませずしっかり張ったままロッドの穂先を水面に向けて下げます(図の②)。
ロッドを下げた状態からゆっくりと立てていき、魚を抜き上げます(図の③)。
この時、ロッドの穂先だけではなく、全体を使って魚を持ち上げている感じで行います。
リールを巻いて取り込むと穂先に負荷が掛かり、ロッドが折れてしまうなどの破損につながるので、気を付けましょう。
まあ、小さいサイズなら問題は無いんですけどね・・・
ルアーの動きを明るい時間にチェック!!
新品のルアーを使う際に、いきなり夜釣りで使ってみると、ルアーがどういったアクションをしているのか分からないなぁと感じると思います。
ルアーがどういったアクションをしているのか?また、自分がイメージしている通りにルアーが動いているのか?など、明るい時間に確認しておくと良いと思います。
最近はYouTubeなどでルアーの動きを視聴できたりするので、同じように動かせているのか見てみるのもよいですね。
ルアーが魚を誘うアクションをする引きの強さの、上限と下限を確認しておくと、ナイトゲームでルアーを視認できない場合でも、安心して釣りを続けられますからね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたが幸運な釣りライフを送れますように!
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