より遠くを攻めるフロートジグ!
遠くまで届かないジグヘッドを、自重のあるフロートを使って遠くまで届けるのがフロートジグです。
ジグヘッドリグやプラッギングと比べ重いため、キャストしやすく、引き抵抗も感じやすいため、実は一番簡単なのではないかとも思ってたりします。
フロートリグは、下図のようにジグヘッドリグの仕掛けの途中にフロートを取りつけます。
フロートは、ラインを中通しサルカンなどを使ってストッパーにします。
ただ、ご覧のように仕掛けが少し複雑になること、あと、ラインが切れたときの損失(懐が寂しくなります・・・)で精神的ダメージがあったりするので、他で慣れてからがいいかなと思い後回しにしました。
フロートもいくつか種類があり、浮かんだり、水中で漂ったり、沈んだりとあるのですが、まずは浮かぶフロートで遠くまで届けることから始めたいと思います。
フロートってこんなもの
フロートも各メーカーさんからいろいろ出ていますが、今使っているのはこちらのフロートです。
アルカジックジャパンさんのぶっ飛びRockerⅡです。
飛行姿勢と水中での安定性を追及したモデルで、浮いたり、漂ったり、沈んだりと、ラインナップが豊富なところが気に入っています。
また、中に通すラインを傷つけない工夫がされているのが私的に一番ポイントが高いところです。
(ラインブレイク(糸が切れること)が怖いので・・・)
ある程度自重があり、海面に浮かべばいいので、100円ショップでスーパーボールを買ってきて自作もしてみたのですが、キャストするとぶっ飛んでいきました・・・
3つ作って3つとも飛んで行ったので、スーパーボールの素材がキャスト時の負荷に耐えれず切れたのかなと思っています。
なので、ロスト時には痛いですが、初めは購入するのが良いかと思います。
☆★☆
キャスト時にはサミングをしてみよう!
フロートリグでは、ジグヘッドは軽めの0.3~0.6gが良く使われます。
メバルにジグヘッドを自然にゆっくりと見せてアピールするためですね。
遠くへ飛ばすための重さはフロートが担うことになるので、当然、重さはフロート>ジグヘッドになります。
そのため、キャストするとフロートを先頭に飛んでいくことになり、ラインが絡まってしまうライントラブルの原因になってしまうのです。
そこで、有効な対策として、サミングを行います。
サミングとは、リールのスプールに指を当ててラインが出て行きにくくすることです。
下図は、サミング有り無しの場合のラインの様子を図示したものです。
サミング無し場合は、イメージするのも簡単ですね。
ラインはフロートを先頭に曲がったまま着水することになるので、着水の衝撃でラインが絡む可能性が高くなってしまいます。
逆に、サミング有りの場合は、ラインがリールから出にくくなるために、フロートが逆方向に引っ張られるイメージになります。
そのためフロートは減速しますが、ジグヘッドはラインが一直線に伸びきるまではそのまま進行方向へ進みます。
その結果、ラインが直線になるので、ライントラブルの可能性が低くなります。
このサミング、実行するタイミングは、着水直前です。
ここは明るいうちに何度か練習して慣れるしかないので、がんばりましょう!
キャストする先には気をつけよう!
メバルのハイシーズンには、エサを追って浮上したメバルが、水面に波紋を起こしている場面に遭遇することも多いでしょう。
まさにメバルを釣る大チャンスです。
でも、フロートは自重が重いと紹介した通り、着水時の衝撃もジグヘッドリグやプラッギングよりも強くなってしまいます。
はい、ご想像の通り、メバルの群れがいるところにキャストしてはダメなんです。
いくら捕食に夢中になっているようにみえても、やっぱり逃げてしまいます。
なので、メバルの群れよりも沖までキャストするようにしましょう。
また、キャスト時にはサミングと言いましたが、サミングにはライントラブル防止以外にも着水時の衝撃を和らげる効果もあり、魚に余計な警戒心を与えないメリットもあります。
なるべく音を立てないように練習しましょう!
魚が居ない所では、頑張っても釣れませんからね・・・
(;´o`)トホホ
☆★★
キャストしたら、あとは巻くだけ
浮かぶフロートの場合、プラッギングと同じように表層を攻める釣りになります。
ただ、フロートからジグヘッドまでのラインを長くとると、それだけ深いレンジまで探ることができます。
それでも1mくらいまでだと思うので、もっと深いレンジを探りたい場合は、沈むタイプのフロート(キャロ)を用いることになります。
基本的にはリトリーブでゆっくり巻き、ジグヘッドリグと同じようにココッとアタリがあってもそのまま巻き続け、重みが乗ったら巻きアワセをします。
重みが乗らない場合は、アタリに即アワセで此方から掛けにいってみましょう。
リトリーブの強弱でジグヘッドの深度も変わってきます。
アタリが無いようであればリトリーブのスピードを落としたり、巻くのをやめてその場に漂わしたりと変化を付けてみましょう!
また、チョンチョンとトゥイッチでメバルにアピールするのも有効です。
ラインに傷が無いかまめに確認しよう
フロートが先頭になって飛んでいくので、ラインとであったり、フロートとであったりと、ラインが擦れて傷ついていたり、コブができていたりすることがあります。
このような場合、ラインの強度が一気に低下するのでラインブレイクが発生する可能性が高くなります。
せっかく大きなアタリで大物がヒットしても、逃げられてしまうことになりかねないので、こまめに確認するようにしましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたが幸運な釣りライフを送れますように!
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